今、アーケードが熱い!
ということで、昨日開催されたアーケードゲームの祭典「JAEXPO 2015」に参戦。
個人的な調査レポートをつらつらと纏め。
①来場者からみるACゲーム
来場者数の統計はこちら↓のサイトから。
http://www.jaepo.jp/pdf/result.pdf
まず注目すべきは一般来場者の数。
昨年比約3倍と、プレイする側の注目度が増しているのは明らか。
公開されていた前情報として、
・音楽ゲーム新作盛りだくさん
・スマホゲームからの移行多数
・ビッグタイトルの公開
このあたりが注目度の高さに繋がっていると思われる。
ビジネス、PRESS来場者も1.5~2倍増。
上記要素に加え、新しい技術の進出などによる注目度によるものと推測する。
アーケードゲームは「衰退している」と揶揄されていたが、決してそのようなことは無かった。
②UnrealEngineからみるACゲーム
さて、今回はUnrealJPさんのTwitter情報によると、5つのゲームがUnrealEngine採用タイトルとして出展されているようだ。Web情報も踏まえ、各ブースにて確認。
【採用確定】
・鉄拳7(バンダイナムコゲームス)
前情報として様々なサイトで公開されていましたが、UE4採用タイトルで確定。
・タイムクライシス5(バンダイナムコゲームス)
ゲーム内画面にて確認、3月稼働開始。
・ナレルンダー!仮面ライダードライブ(バンダイナムコゲームス)
こちらもゲーム内画面にて確認、15年春に稼働開始。
【ほぼ採用確定】
・スクールオブラグナロク(スクウェア・エニックス)
Webにて情報を確認、ライトとかマテリアルの質感がUnrealっぽい。
【おそらく採用】
・ディシディア ファイナルファンタジー(スクウェア・エニックス)
・ボーダーブレイク スクランブル Ver.4.5(セガ)
・DEAD OR ALIVE 5 Ultimate Arcade(セガ)
ここらへんはあくまで予想。
ゲーム内画面、Unrealの特性、稼働開始日もろもろを踏まえた上での推測で。
アーケードでもUnrealEngineの採用タイトルがどんどん増えてきてますね。
あ、あくまで個人で調べた範囲なので、信憑性は怪しいです。
③本体価格からみるACゲーム
単位は万で、一台あたりの本体価格概算。
実際にはネットワーク構築、機器設置、カスタマイズ等でもっとかかるんでしょう。
個人で購入できる価格・・・かとおもいきや、個人だともっとかかります。
というよりも、売ってくれないでしょうね。
意外と箱筐体の頃から値段がそんなに変わらないにも関わらず、中身(ゲーム部分)の価格だけが上がっていくのはどうなんですかね。うん、開発者の汗(と血と涙)が漏れなく大量に入っているんでしょう・・・
(セガ)
・艦これアーケード:100
・ルイージマンション アーケード:258
・UFOキャッチャー9:92
・え~でる すなば:83
(スクウェア・エニックス/タイトー)
・ロードオブヴァーミリオンⅢ:88
・ガンスリンガー ストラトス2:77
・パズドラ バトルトーナメント:144 (2台)
(バンダイナムコゲームス)
・ポッ拳:90 (2台)
・妖怪ウオッチ ジバニャンといっしょ 妖怪ウォッチ コマさんといっしょ:100
・シンクロニカ:120
④ゲームからみるACゲーム
国内メーカだと、以下の傾向。
・自社IP、自社コンテンツを使用したゲーム
・スマホゲーム、コンシューマから移植のゲーム
・タイトル、シリーズもの続編
ジャンルだと、以下の住み分け。
・音楽ゲーム、カードゲーム、格闘ゲーム:鉄板
・ビデオゲーム:新鋭多数
・キッズ向け:大穴
・メダルゲーム、プライズ:安定
・スポーツゲーム、ギャンブル系:ほぼ無し
海外メーカも少し見られたが、動物をモチーフとしたゲームが多い。
海外メーカの参入は確かに厳しい反面、0ではないということが判明した。
国内から海外というケースは最近見られるが、海外から国内はまだ聞かない。
でもアジア圏はオンラインゲームが豊富なので、付け入る余地があるかもしれない。
というわけで、ひと通りJAEXPOを回った感想は「今、アーケードが熱い!」。
個人的には、今後の流れとして以下を予測。
・カードゲームは今後も勢いあり
・オンライン/スマホゲームからの移植は更に増
・メダル/プライズは引き続き安定
・省スペース、省電力等筐体のスマート化
・クレジットカード連動
昔の「不良の溜まり場」というイメージから、ACゲームが遊びやすい環境になっていくかと。